台湾旅行、どちらの空港を選ぶ?桃園国際空港 vs 高雄国際空港、徹底比較!
台湾旅行を計画する際、まず考えるのがどの空港を利用するかですよね。台湾には主要な国際空港として、北部の**台湾桃園国際空港(TPE)と南部の高雄国際空港(KHH)**があります。どちらの空港が「使いやすい」かは、あなたの旅の目的や滞在エリアによって大きく異なります。
ここでは、それぞれの空港の特徴を比較し、あなたの旅行スタイルに合った選び方を提案します。
台湾桃園国際空港(TPE)の特徴
台湾の空の玄関口、圧倒的な利便性
桃園国際空港は、台湾の首都・台北の玄関口として、アジア太平洋地域でも有数の規模を誇る国際空港です。
- アクセス
- 台北市内へのアクセスが抜群: 空港MRT(桃園機場捷運)が直結しており、快速列車なら約35分で台北駅に到着します。リムジンバスも24時間運行しており、LCCの早朝・深夜便にも対応。所要時間は約50〜60分と便利です。
- 多様な交通手段: MRT、リムジンバス、タクシー、台湾高速鉄道(高鉄)への乗り換えなど、様々な選択肢があります。
- 就航路線・便数
- 圧倒的な国際線ネットワーク: 世界各国からの便が多数就航しており、特に日本からの直行便は、成田、羽田、関西、中部、福岡、新千歳など、主要都市からの選択肢が非常に豊富です。LCCの便も多く、航空券の選択肢が広がります。
- 乗り継ぎのハブ: アジア各地への乗り継ぎにも便利で、国際線利用者が多いのが特徴です。
- 空港施設
- 充実した設備: ターミナル1とターミナル2があり、今後ターミナル3の建設も予定されています。免税店、レストラン、ラウンジ、休憩スペースなどが充実しており、快適に過ごせます。無料Wi-Fiも完備されています。
- 利便性の高い構造: 広々とした空間で、標識も分かりやすく、初めての利用者でも迷いにくい設計です。
こんな方におすすめ:
- 台北市内や台湾北部(九份、淡水など)を中心に観光したい方。
- 日本からの直行便の選択肢を増やしたい方。
- 豊富なフライトオプションやLCCを利用したい方。
- 乗り継ぎで他の国へ向かう方。
高雄国際空港(KHH)の特徴
南台湾の玄関口、コンパクトで快適な空港
高雄国際空港は、台湾南部の中心都市・高雄の玄関口として機能する国際空港です。
- アクセス
- 高雄市内へのアクセスが非常に便利: 空港にMRT(高雄捷運)紅線の駅が直結しており、高雄駅までわずか約20分、料金も安く、非常にスムーズに移動できます。中心部から約6kmと、市街地からの距離が近いのも魅力です。
- コンパクトな移動: MRT駅が空港ターミナルに直結しているため、空港到着から市内中心部までの移動が非常に楽です。
- 就航路線・便数
- 日本からの直行便も充実: 日本からは成田、関西、中部、福岡、新千歳、岡山、熊本、那覇などへの直行便が運航しており、主要都市からのアクセスは良好です。特にLCCも就航しており、便利です。
- 主にアジア路線: 桃園国際空港に比べると国際線路線数は少ないですが、主にアジア各都市への路線が充実しています。
- 空港施設
- コンパクトで分かりやすい: 国内線と国際線の2つのターミナルがありますが、徒歩で移動可能な距離です。全体的にコンパクトな設計で、迷うことなくスムーズに手続きを進められます。
- 必要十分な施設: お土産ショップ、免税店、カフェ、レストランなども揃っており、必要なものは一通り揃っています。
こんな方におすすめ:
- 高雄市内や台湾南部(台南、墾丁など)を中心に観光したい方。
- 空港から市内への移動時間を短縮したい方。
- コンパクトで分かりやすい空港を好む方。
- 南台湾からの出発・到着で、効率的に移動したい方。
結局、どちらが「使いやすい」?
一概にどちらが「使いやすい」とは言えませんが、あなたの旅行計画によって最適な空港は変わります。
- **主要な観光地である台北やその周辺を巡りたいなら、迷わず「台湾桃園国際空港(TPE)」**がおすすめです。圧倒的なフライトの選択肢と台北市内へのスムーズなアクセスは、北部観光の大きなメリットとなります。
- **高雄や台南、墾丁など南台湾の魅力を満喫したいなら、「高雄国際空港(KHH)」**を選ぶと、到着後すぐに観光をスタートでき、移動のストレスを軽減できます。空港のコンパクトさも魅力です。
台湾高速鉄道(高鉄)を利用すれば、桃園国際空港から高雄まで約3時間で移動することも可能です。しかし、乗り換えの手間や時間、料金を考えると、それぞれの目的地に近い空港を利用するのが最も効率的で「使いやすい」選択と言えるでしょう。
あなたの旅の目的地に合わせて、最適な空港を選び、快適な台湾旅行を楽しんでくださいね!