【体験談】台北・象山ハイキングで犬に襲われた!遭遇リスクと安全対策|旅行者が知っておくべき注意点
台北旅行のガイドブックやSNSでよく見かける「象山(ゾウサン)」。台北市内にいながら手軽に登山が楽しめて、山頂からはあの有名な台北101や台北の街並みが一望できる、人気の絶景スポットですよね。
私も台北を訪れた際に、この象山自然歩道をハイキングしました。素晴らしい景色に感動したのですが…実はその時、ちょっぴり怖い経験をしたんです。それは、犬との予期せぬ遭遇でした。
象山自然歩道は整備されていて歩きやすいのですが、一歩山に入ればそこは自然。そこには、私たち人間だけでなく、様々な生き物たちが暮らしています。そして、時には野犬や、地域で放し飼いにされている犬に遭遇することもあるんです。
この記事では、私が象山で実際に経験した犬との遭遇エピソードを交えながら、象山自然歩道での犬との遭遇リスクと、万が一遭遇した場合にどうすれば良いのか、そして安全にハイキングを楽しむための具体的な注意点について詳しく解説します。
これから象山に行こうと思っているあなたは、ぜひこの記事を読んで、安心してハイキングを楽しんでくださいね。
台北・象山自然歩道ってどんなところ?(基本情報)
象山自然歩道は、台北市の信義区にある標高183mの象山にあるハイキングコースです。MRT象山駅から歩いてアクセスできるため、観光客にも非常に人気があります。
- アクセス: MRT象山駅の2番出口から徒歩約15分程度で登山口に到着します。
- 所要時間: コースにもよりますが、山頂の展望台までなら片道約20分~40分程度で登ることができます。階段が多めですが、整備されていて歩きやすいです。
- 見どころ: なんといっても、山頂や途中のいくつかの展望ポイントから見える、台北101を中心とした台北の街並みの素晴らしい景色! 特に夜景は圧巻で、多くの観光客や写真家が訪れます。
気軽に自然に触れながら絶景を楽しめる、とても魅力的な場所です。
象山自然歩道で「犬」に遭遇する可能性とその背景
多くの人が訪れる象山自然歩道ですが、そこはやはり「自然」の一部。周辺地域に暮らす犬たちが、自然歩道に入り込んでくることがあります。野犬であったり、近くの住民が飼っている放し飼いの犬であったり、その状況は様々です。
特に、
- 早朝や夕方: 人通りが少ない時間帯は、犬たちが活動しやすくなります。
- メインルートから外れた脇道: 人があまり入らない場所では、より野生に近い状態で犬が暮らしている可能性もあります。
- エサが置いてある場所: 犬にエサを与える人がいると、そこに犬が集まってくることがあります。
このような場所や時間帯では、犬との遭遇リスクが比較的高くなる傾向があります。
【実体験から学ぶ】象山で犬に襲われそうになった時の状況
私が象山自然歩道を登っていたときのことです。メインの階段ルートから少し外れた脇道に入ったとき、突然、道の先から数匹の犬が現れました。リードはついていません。最初は遠巻きにこちらを見ているだけでしたが、私が通り過ぎようとした瞬間、そのうちの1匹が急に吠えながらこちらに向かってきたんです。
体はそれほど大きくありませんでしたが、低い唸り声と、向かってくる勢いに、正直とても怖かったのを覚えています。咄嗟にどうして良いか分からず、固まってしまいました。幸いなことに、その犬は私の目の前で立ち止まり、それ以上近づいてくることはありませんでしたが、もし私がパニックになって走って逃げていたら、追いかけられていた可能性も十分にあります。
この経験から、人気の観光地であっても、一歩自然に入れば予期せぬ動物との遭遇があり得るということを痛感しました。
犬に遭遇した場合の【NG行動】と【取るべき行動】
もし象山自然歩道で犬に遭遇してしまったら、慌てずに冷静に対処することが大切です。特に、以下の【NG行動】は犬を刺激してしまう可能性があるので避けましょう。
【絶対避けたいNG行動!】
- 走って逃げる: 犬は逃げるものを追いかける習性があります。走って逃げると、かえって犬を興奮させて追いかけられる可能性が高いです。
- 大声で叫ぶ: 犬を驚かせたり、興奮させたりする可能性があります。静かに対応しましょう。
- 石や物を投げつける: 犬を刺激し、攻撃を誘発してしまう危険な行為です。絶対にやめましょう。
- 犬の目をじっと見つめる: 犬によっては、目をじっと見つめる行為を敵意と受け取る場合があります。
- 背中を見せて無防備になる: 背中を見せると、犬に隙を与えてしまう可能性があります。
【冷静に!取るべき行動】
- 立ち止まる、慌てない: まずは立ち止まり、深呼吸して落ち着きましょう。パニックにならないことが大切です。
- 目を合わせすぎないように、ゆっくりと視線を外す: 犬の様子を伺いつつも、目をじっと見つめるのは避け、ゆっくりと視線をずらしましょう。
- 静かに、ゆっくりと後ずさりして距離を取る: 犬から目を離さずに(ただし目を合わせすぎずに)、静かに、ゆっくりと後ずさりして犬との距離を取りましょう。
- 犬が近寄ってきたら、カバンなどで体を守る姿勢をとる: もし犬が近づいてきたら、持っているカバンなどで体の前を覆うようにして、急所(顔や首など)を守る姿勢をとります。
- 犬に食べ物を与えない: 安易に食べ物を与えることは、犬が人になついてしまい、他の登山者に迷惑をかけたり、その場に居着いてしまったりすることに繋がります。
- リードをつけていない犬には近づかない: 野犬か飼い犬か分からない場合、むやみに近づくのは危険です。
象山ハイキングを安全に楽しむための予防策
犬との遭遇リスクをゼロにすることは難しいですが、いくつかの予防策を知っておくことで、より安全に象山ハイキングを楽しむことができます。
- 早朝や夕方の単独行動を避ける: 犬の活動が活発になる時間帯は、できるだけ複数人で行動しましょう。
- 人通りの多い時間帯を選ぶ: 他のハイキング客が多い時間帯を選べば、犬も比較的近づきにくい傾向があります。
- 犬笛や犬除けスプレーなどの対策グッズを携帯する: 効果には個人差がありますが、万が一の際に備えて携帯しておくと安心材料になるかもしれません。
- もし犬が苦手なら、他のハイキングコースも検討する: 台北市内には、他にも猫空など、犬との遭遇リスクが比較的低いハイキングコースがあります。無理せず、自分が安心して楽しめる場所を選びましょう。
- 不要な食べ物を持ち歩かない、ゴミは必ず持ち帰る: 犬が食べ物の匂いに引き寄せられる可能性があります。
万が一、犬に噛まれた場合の対処法
万が一、犬に噛まれてしまった場合は、冷静に以下の対応をしましょう。
- 傷口をきれいに洗う: 石鹸と流水で、傷口をしっかりと洗いましょう。
- 応急処置をする: 清潔なガーゼや布で傷口を覆い、出血がある場合は圧迫止血をします。
- 速やかに医療機関を受診する: 犬に噛まれた場合、狂犬病などの感染症のリスクもゼロではありません。必ず現地の病院を受診し、医師の診察を受けてください。
- 現地の関係機関に報告する(可能な場合): 警察や保健所など、現地の関係機関に犬に噛まれた場所や状況を報告することも検討しましょう。
海外で動物に噛まれた場合は、特に感染症のリスクに注意が必要です。必ず医療機関を受診し、適切な処置を受けてください。
象山自然歩道、犬以外にも気をつけたい注意点
象山自然歩道を歩く際には、犬以外にもいくつか注意しておきたい点があります。
- 滑りやすい場所がある: 特に雨の日や雨上がりは、階段や岩場が滑りやすくなっています。滑りにくい靴を履き、足元に注意して歩きましょう。
- 虫除け対策: 特に夏場は蚊や虫が多くなります。虫除けスプレーなどがあると安心です。
- 水分補給: 階段が多く、汗をかきやすいので、飲み物を忘れずに持っていきましょう。
- 日が暮れる前に下山: 夜景を見る場合は、足元に注意して安全に下山できる時間帯にしましょう。
- ゴミは必ず持ち帰る: 自然保護のためにも、ゴミは持ち帰りましょう。
まとめ:正しい知識と準備で、象山ハイキングを楽しもう!
台北の象山自然歩道は、素晴らしい景色と手軽なハイキングが楽しめる、魅力的な場所です。しかし、この記事でご紹介したように、時には犬との予期せぬ遭遇など、いくつかの注意点があることも事実です。
過度に恐れる必要はありません。しかし、犬に遭遇した場合の正しい対処法や、事前に予防策を知っておくことで、より安心して象山ハイキングを楽しむことができます。
この記事の情報が、あなたが象山を安全に、そして心から楽しむための一助となれば幸いです。
正しい知識と準備を持って、台北の絶景と自然を満喫してくださいね!