長野観光ならどっち?「リゾートビューふるさと」vs「特急しなの」景色や料金を徹底比較
長野から松本、あるいはその先の安曇野・白馬へ。信州を旅する際、多くの人が悩むのが「どの列車に乗るべきか」という問題です。
「せっかくなら絶景を楽しめる観光列車がいいけれど、時間はかかるの?」
「特急しなのは速いけれど、景色は楽しめる?」
長野〜松本間は、日本三大車窓のひとつ「姨捨(おばすて)」を通る屈指の絶景路線です。この区間を走る2つの人気列車、**「リゾートビューふるさと」と「特急しなの」**を、料金・景色・快適さ・タイパ(タイムパフォーマンス)の4つの視点から徹底比較しました。
あなたの旅の目的にぴったりの「正解」を、この記事で見つけてください。
1. ひと目でわかる!リゾートビューふるさと vs 特急しなの 比較表
まずは、主要なポイントを一覧表にまとめました。
| 比較項目 | リゾートビューふるさと | 特急しなの |
| 列車種別 | 快速(全車指定席) | 特急 |
| 所要時間(長野〜松本) | 約1時間15分〜30分 | 約50分(最速) |
| 通常料金(乗車券込) | 約2,000円前後 | 約2,400円〜3,000円前後 |
| 青春18きっぷ | 利用可能(+840円) | 利用不可 |
| 景色の楽しみ方 | 展望スペースあり・姨捨駅で長時間停車 | パノラマグリーン車・高速移動の車窓 |
| おすすめの層 | 景色重視・18きっぷユーザー・家族旅行 | 速さ重視・ビジネス・ゆったりグリーン車 |
2. 景色を楽しむならどっち?「体験」の差が決め手
信州の車窓を語る上で欠かせないのが、姨捨駅付近から見下ろす「善光寺平」のパノラマです。
リゾートビューふるさと:景色を「体験」する列車
観光列車である「リゾートビューふるさと」は、景色を楽しむための工夫が満載です。
姨捨駅での停車: 多くの運行日で、姨捨駅にて約15〜20分間の停車時間が設けられています。一度ホームに降り立ち、標高の高い場所から善光寺平や棚田をバックに記念撮影ができるのは、この列車ならではの特権です。
展望スペース: 先頭と最後尾にあるフリースペースからは、運転士と同じ視点の「前面展望」が楽しめます。
大きな窓: 一般的な特急よりも窓が大きく設計されており、開放感は抜群です。
特急しなの:ダイナミックに「通過」する車窓
一方の「特急しなの」は、姨捨付近をスイッチバックせずに駆け抜けます。
一瞬の絶景: 姨捨付近を通過する数分間、視界が一気に開ける瞬間は感動的ですが、じっくり写真を撮る余裕はありません。
パノラマグリーン車: 名古屋寄りの先頭車(長野行きでは最後尾)がパノラマ仕様になっている車両があり、最前列(1号車1番C・D席など)を確保できれば、流れ去る絶景を独り占めできます。
3. 料金とコスパを比較!「青春18きっぷ」の有無が分かれ目
旅の予算も重要な判断基準です。
圧倒的な安さの「リゾートビューふるさと」
「リゾートビューふるさと」は快速列車のため、運賃は普通列車と同じです。
通常時: 乗車券(1,170円)+指定席券(840円)=2,010円。
18きっぷ期間: 18きっぷ1回分(約2,410円)+指定席券(840円)で乗車可能。長距離移動の一部に組み込めば、実質数百円で観光列車に乗れる計算です。
安定の速さと快適さ「特急しなの」
通常時: 乗車券(1,170円)+指定席特急券(1,200円〜)=2,370円〜。
指定席券の価格差は数百円ですが、18きっぷが使えない点が大きな違いです。また、自由席を選べばリゾートビューふるさとより安くなるケースもありますが、混雑時は座れないリスクもあります。
4. 快適性と座席:ゆとりある空間の「ふるさと」 vs 伝統の「しなの」
リゾートビューふるさとの座席
全席が回転リクライニングシートで、シートピッチ(前後幅)が非常に広く取られています。足元に大きな荷物を置いても余裕があるほどです。また、車内には長野県PRキャラクター「アルクマ」のぬいぐるみが置かれたシートがあるなど、和やかな雰囲気です。
特急しなのの座席
振り子式車両という、カーブで車体を傾けて高速走行する特殊な車両です。そのため、人によっては**「乗り物酔い」**をしやすいという側面があります。酔いやすい方は、比較的揺れの少ない車両中央部や、停車時間が長く安定した走行のリゾートビューふるさとを選ぶのが無難です。
5. 【結論】あなたはどっちに乗るべき?
「リゾートビューふるさと」がおすすめな人
初めての信州観光で、姨捨の絶景をしっかり写真に収めたい。
青春18きっぷを使って、安く、でも贅沢に移動したい。
家族連れやカップルで、「移動そのもの」を思い出にしたい。
大糸線まで直通し、安曇野や白馬へそのまま向かいたい。
「特急しなの」がおすすめな人
目的地(松本や長野)での滞在時間をできるだけ長く取りたい。
ビジネス利用や、乗り換えの利便性(名古屋方面への直通)を重視する。
特急列車の疾走感が好きで、グリーン車でゆったり過ごしたい。
6. まとめ:信州の空気を肌で感じる旅へ
「リゾートビューふるさと」と「特急しなの」。どちらも信州の魅力を伝える素晴らしい列車ですが、その性格は正反対です。
時間を忘れて絶景に没入したいなら**「リゾートビューふるさと」、スマートに効率よく旅したいなら「特急しなの」**。
今回の比較を参考に、あなたの旅のスタイルに合った1台を選んでみてください。どちらを選んでも、窓の外には信州が誇る美しい山々が、あなたを歓迎してくれるはずです。
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