指示代名詞 This・That・These・Those を完全マスター!距離感でつかむ使い分け術
英語を話すとき、最も頻繁に使う言葉のひとつが「これ」「あれ」といった指示代名詞です。日本語でも「これ・それ・あれ」と使い分けるように、英語の This, That, These, Those にも、相手との距離感や数に基づいた明確なルールがあります。
ここをあやふやにしてしまうと、指し示しているものが相手にうまく伝わらず、コミュニケーションにズレが生じてしまうことも。今回は、図解なしでもパッとイメージできる「距離感の法則」と、意外と知らない応用テクニックまで詳しく解説します。
1. 基本のキ:距離と数による使い分け表
まずは、4つの言葉の役割を整理しましょう。ポイントは「自分からの距離」と「単数か複数か」の2点だけです。
| 近い(これ) | 遠い(あれ) | |
| 1つのとき(単数) | This | That |
| 2つ以上のとき(複数) | These | Those |
This / These (手元にある・近いもの)
自分の手の届く範囲や、目の前にあるものを指します。
This is my phone. (これは私のスマホです)
These are my keys. (これらは私の鍵です)
That / Those (離れている・遠いもの)
自分から離れた場所にあるものや、相手の近くにあるものを指します。
That is a beautiful bird. (あれはきれいな鳥ですね)
Those mountains are so high. (あの山々はとても高いです)
2. 物理的な距離だけじゃない!「心の距離」と「時間」
指示代名詞の面白いところは、目に見える距離だけでなく、**「時間の距離」や「心理的な近さ」**にも使える点です。
現在に近いか、過去に近いか
This(現在・これから): 「今」に関することや、これから話す内容には This を使います。
I'm busy this week. (今週は忙しいです)
Listen to this. (これ(今から言うこと)を聞いて)
That(過去・終わったこと): すでに終わったことや、過去の思い出には That を使います。
That was a great movie. (あれ(さっき見た映画)は良い映画でしたね)
That's right. (その通りです ※相手が言った「過去の発言」を指す)
心理的な「好き・嫌い」
実は、好きなものには This、嫌いなものや距離を置きたいものには That を使う傾向があります。
I love this song! (この歌、大好き!)
I don't like that guy. (あいつ(あんな奴)、好きじゃないんだ)
3. 電話や紹介で使う特殊なルール
自己紹介や電話のシーンでは、日本語の感覚と少し異なる使い方をします。
電話での会話
電話では、自分のことを「I am...」ではなく「This is...」と言い、相手のことを「Are you...?」ではなく「Is that...?」と聞くのが一般的です。
Hello, this is Ken. (もしもし、ケンです)
Who is that speaking? (どちら様ですか?)
人を紹介するとき
友達や家族を誰かに紹介するときも This を使います。
Mom, this is my friend, Hana. (お母さん、こちらは友達のハナだよ)
4. These と Those を使いこなすコツ
複数形になると急に難しく感じるかもしれませんが、考え方は単数と同じです。
相手と共通認識がある「Those」
「ほら、あの時のさ……」と、相手も知っている過去の出来事や人々を指すとき、よく Those が使われます。
Those were the good old days. (あの頃は古き良き時代だったなぁ)
種類を指す These / Those
「こういう種類のもの」と言いたいときにも役立ちます。
I like these kinds of shoes. (こういう種類の靴が好きなんです)
5. よくある間違いと注意点
That と It の違い
「それは何?」と言いたいとき、That と It のどちらを使うべきか迷うことがあります。
That: 新しく話題にのぼったものや、物理的に指し示すとき。
It: すでに会話に出てきて、お互いが何のことか分かっているとき。
まずは指をさして「That is...」と始め、2回目以降はその話題を「It」で受けるのがスムーズな流れです。
まとめ:マスターするためのステップ
指示代名詞を自然に使えるようになるには、以下の3ステップを意識してみてください。
指さし確認: 自分の周りにあるものを「This is...」「These are...」と声に出してみる。
距離を意識: 窓の外に見えるものを「That is...」「Those are...」と言ってみる。
時間の感覚: 今日の出来事は「this」、昨日のことは「that」と使い分ける。
指示代名詞は英語の基礎ですが、使いこなせると表現の幅が格段に広がります。まずは「近いか遠いか」「1つか複数か」というシンプルな基準から、日常会話に取り入れてみましょう!
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