英語の「動名詞(-ing)」と「不定詞(to do)」をマスター!使い分けの基準と完全攻略法
英語の学習を続けていると、多くの人がぶつかる大きな壁があります。それが**「動名詞と不定詞の使い分け」**です。
「want の後は to なのに、enjoy の後はなぜ -ing なの?」
「remember の後に両方来るのはどうして?」
そんな疑問を抱えたことはありませんか?実は、この使い分けには明確な**「イメージの違い」**が存在します。丸暗記に頼らず、その本質を理解することで、ネイティブに近い感覚で使いこなせるようになります。
今回は、動名詞と不定詞の選び方を、具体的かつ分かりやすく解説します。
1. 動名詞と不定詞の根本的な「イメージ」の違い
まずは、それぞれの形が持つ基本的なニュアンスを押さえましょう。ここが理解できれば、暗記の負担は激減します。
不定詞(to + 動詞の原形)のイメージ
不定詞の "to" は、矢印(→)のイメージです。そこから派生して、以下のようなニュアンスを持ちます。
未来志向:これからすること(未完了)
向かっていく感覚:目的や希望、意図
一時的なこと:その場限りの動作
動名詞(動詞の -ing 形)のイメージ
動名詞の "-ing" は、現在進行形と同じく「躍動感」や「広がり」のイメージです。
過去・現在志向:すでにしていること、以前したこと(既成事実)
継続・反復:日常的な習慣や、中断すること
一般的なこと:具体的な一回きりの動作ではなく、行為そのもの
2. 不定詞しか取れない動詞(未来志向の動詞)
「これから〜したい」「〜するつもりだ」といった、未来に向けた前向きな意思を表す動詞は、基本的に不定詞を後ろに置きます。
| 動詞 | 意味 | 例文 |
| want | 〜したい | I want to travel abroad. |
| hope | 〜することを望む | I hope to see you again. |
| decide | 〜することに決める | We decided to buy a new car. |
| promise | 〜すると約束する | He promised to call me. |
| plan | 〜することを計画する | I plan to study tonight. |
これらの動詞は、どれも「現時点ではまだやっていないこと(未来のこと)」を指しているのが分かりますね。
3. 動名詞しか取れない動詞(現実・回避の動詞)
一方で、「今やっていること」「過去にやったこと」、あるいは**「生々しい現実を避けること」**を連想させる動詞は、動名詞を後ろに置きます。
| 動詞 | 意味 | 例文 |
| enjoy | 〜して楽しむ | I enjoy listening to music. |
| finish | 〜し終える | Have you finished reading the book? |
| stop | 〜するのをやめる | Please stop talking. |
| avoid | 〜するのを避ける | You should avoid eating too much. |
| mind | 〜するのを気にする | Would you mind opening the window? |
「楽しむ」のは今やっている動作ですし、「やめる」のも今まで続いていた動作を中断することなので、-ing がしっくりくるのです。
4. 両方取れるが「意味が変わる」重要動詞
最も注意が必要なのが、不定詞と動名詞のどちらも後ろに置けるけれど、意味がガラッと変わってしまう動詞です。ここは試験や実務でも非常に狙われやすいポイントです。
remember(覚えている)
remember to do:これから〜することを覚えている(忘れずに〜する)
Remember to lock the door.(ドアに鍵をかけるのを忘れないでね)
remember -ing:過去に〜したことを覚えている
I remember locking the door.(鍵をかけたのを覚えています)
forget(忘れる)
forget to do:〜するのを忘れる(しなかった)
I forgot to post the letter.(手紙を出し忘れた)
forget -ing:〜したことを忘れる(やったけど記憶にない)
I'll never forget meeting her.(彼女に会ったことは決して忘れません)
try(試みる)
try to do:〜しようと努力する(実際にはできないかもしれない)
I tried to open the window.(窓を開けようとした(が開かなかった))
try -ing:試しに〜してみる(実際にやってみる)
I tried opening the window.(試しに窓を開けてみた)
5. 迷った時の判断基準とコツ
もし会話の中で「どっちだっけ?」と迷ったら、以下の質問を自分に投げかけてみてください。
「これからすること」なら to 不定詞
「今やっていること・すでに終わったこと」なら 動名詞
また、動名詞しか取れない動詞には、よく使われる覚え方(頭文字をとったものなど)もありますが、まずはこの**時間軸(未来か、それ以外か)**で判断する癖をつけると、応用力が格段に上がります。
6. 実践力を高めるための「オリジナル学習法」
理屈を理解した後は、**「自分の状況に置き換えた例文」**を作ってみましょう。
例えば、趣味について語るなら:
"I enjoy playing tennis."(動名詞)
"I want to play tennis this weekend."(不定詞)
このように、一つの動作(play tennis)に対して、動名詞がふさわしい動詞と、不定詞がふさわしい動詞を組み合わせて文を作ると、ニュアンスの差が体感として刻まれます。
また、動名詞を目的語に取る動詞(Megafeapsなどと覚えられますが)は、**「中断・逃避・反復」**という少し後ろ向き、あるいは現実的なイメージをセットで覚えておくと、暗記の質が変わります。
7. まとめ:使い分けは「心の向き」で決まる
動名詞と不定詞の選び方は、単なる文法ルールの押し付けではありません。話し手がその動作を「これから向かっていく目標」と捉えているのか、それとも「今ここにある現実や経験」と捉えているのかという、心の向きを表しているのです。
to do = 未来、前向き、具体的、一回きり
-ing = 過去・現在、躍動感、習慣的、一般的
この感覚を大切にしながら、たくさんの英語に触れてみてください。次第に「ここは -ing じゃないと気持ち悪いな」という感覚が育っていくはずです。
英語の表現が豊かになれば、コミュニケーションの楽しさは何倍にも膨らみます。今日学んだ「未来の to」と「現実の -ing」を、ぜひ明日からの学習に活かしてくださいね。
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