英語の「受動態」をマスター!「〜される」の形を味方につけて表現の幅を広げよう
「英語のテストでよく出るけれど、実は使い分けがよくわからない……」
「受動態って、結局いつ使えばいいの?」
そんなお悩みはありませんか?学校の授業で「be動詞 + 過去分詞」と形だけは暗記したものの、いざ自分で英文を作ろうとすると、ついつい普通の文(能動態)ばかりになってしまうという方も多いはずです。
実は、受動態を使いこなせるようになると、表現に深みが出るだけでなく、相手に伝えたいポイントをより明確にできるようになります。この記事では、受動態の基本ルールから、ネイティブが自然に使うシーン、そして意外と知らない注意点まで、具体例を交えて優しく解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの英語表現のバリエーションがグッと広がっているはずですよ!
1. 受動態の基本形「be動詞 + 過去分詞」を再チェック
まずは基本の形をしっかりおさらいしましょう。受動態の基本ルールは、非常にシンプルです。
主語 + be動詞 + 過去分詞 (+ by 〜)
受動態とは、日本語で言うところの「〜される」「〜された」という、動作を受ける側を主語にする形のことです。
例文で比較してみよう
能動態: Everyone loves this cat. (みんながこの猫を愛している)
受動態: This cat is loved by everyone. (この猫はみんなに愛されている)
この時、使われるbe動詞は、主語の単数・複数、そして「現在・過去・未来」といった時制によって形が変わります。
現在形: am / is / are
過去形: was / were
未来形: will be
過去分詞については、規則動詞(edをつけるもの)だけでなく、不規則動詞(write → written, speak → spokenなど)もしっかり覚えておくことが、ミスを減らす最大のポイントです。
2. なぜ「受動態」を使うの?3つの大きな理由
「能動態で書けるなら、わざわざ受動態にしなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、受動態を使うのには、英語特有の明確な理由があります。
① 犯人や動作主がわからない、または重要ではないとき
「窓が壊された」という状況で、誰が壊したのかわからない場合、あるいは壊した人よりも「窓が壊れている」という事実を強調したい場合に受動態が活躍します。
My umbrella was stolen. (傘が盗まれた。誰が盗んだかは不明)
② 動作を受けるものを主役(トピック)にしたいとき
ニュースや説明文では、特定の人物よりも「何が起きたか」という対象物が主役になることが多いです。
The bridge was built in the 19th century. (その橋は19世紀に建設された)
③ 誰がやったか言いたくない、ぼかしたいとき
「誰が言ったかは言えないけれど、こう噂されているよ」といったニュアンスを出したいときにも使われます。
It is said that... (〜と言われている)
3. 【ステップアップ】受動態の否定文と疑問文
基本の形がわかったら、否定文と疑問文の作り方もセットで覚えてしまいましょう。基本的には、be動詞のルールと同じなので難しくありません。
否定文の作り方
be動詞の直後に「not」を入れるだけです。
The report was not finished. (その報告書は終わっていなかった)
疑問文の作り方
be動詞を文頭に出します。
Was this letter written by him? (この手紙は彼によって書かれたのですか?)
この基本パターンさえマスターすれば、どんな時制でも応用がきくようになります。
4. 混同注意!受動態でよくある間違いと対策
受動態を学習する際、多くの人がつまずきやすいポイントがいくつかあります。
① 自動詞は受動態にできない
これが一番の落とし穴です。「起こる(happen)」や「行く(go)」など、目的語をとらない動詞(自動詞)は受動態にできません。
× An accident was happened.
○ An accident happened.
日本語では「事故が起こされた」と言えてしまう場合があるため混同しやすいですが、英語ではNGです。
② 「by」以外の前置詞を使う場合がある
「〜によって」と言いたいときは「by」を使いますが、慣用表現として別の前置詞を使うものがあります。これらは熟語として暗記してしまうのが近道です。
be surprised at... (〜に驚く)
be known to... (〜に知られている)
be covered with... (〜に覆われている)
5. 収益・ビジネス英語でも役立つ受動態の表現力
ビジネスシーンや論文、フォーマルなメールにおいて、受動態は非常に重要な役割を果たします。
例えば、顧客に何か不手際を伝える際、主語を「We(私たち)」にすると自分たちの非を直接的に強調しすぎてしまいますが、受動態を使うことで「状況」を客観的に伝えることができます。
Your order has been canceled. (ご注文がキャンセルされました)
このように、相手に与える印象を和らげたり、客観的な事実として報告したりする際に受動態は欠かせません。高レベルな英語力を目指すなら、感情や主観を排した「客観的な視点」としての受動態を使いこなせるようになりましょう。
6. まとめ:受動態を使いこなして表現のプロへ
いかがでしたか?受動態は単なる文法の書き換え問題ではなく、「何を一番伝えたいか」というスポットライトの当て方を変えるテクニックです。
形は「be動詞 + 過去分詞」
動作を受けるものを主語にしたい時に使う
自動詞には使えないので注意!
この3点を意識するだけで、あなたの英文法力は劇的に向上します。まずは身の回りにあるものを見て、「これは〜で作られた」「これは〜に置かれている」と受動態でつぶやいてみることから始めてみてください。
英語学習は、小さな積み重ねが大きな自信に繋がります。受動態という強力な武器を手に入れて、もっと自由に、もっと豊かに英語を楽しんでいきましょう!
よくある質問(FAQ)
Q: 受動態を使わないほうがいい場合はありますか?
A: はい。物語の描写や、誰が何をしたかをはっきりさせたい時は、能動態(普通の文)の方が勢いがあり、読者に伝わりやすくなります。使い分けが肝心です。
Q: 「get + 過去分詞」という形も受動態ですか?
A: はい。口語(話し言葉)では「be」の代わりに「get」を使うことがあります。例えば get married(結婚する)や get hurt(怪我をする)など、変化や予期せぬ出来事を表すときによく使われます。
最後に
受動態をマスターすることは、英語の構造を深く理解することに直結します。基本を大切にしながら、少しずつ複雑な文章にもチャレンジしていきましょう!
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