埼玉のあじさい時期はいつ?見頃に合わせたおすすめドライブコース3選


どんよりとした空模様が続く梅雨の時期、お出かけを諦めて家で過ごす方も多いのではないでしょうか。しかし、この季節だからこそ出会える最高に美しい景色があります。それが、雨に濡れていっそう輝きを増す「あじさい(紫陽花)」です。

埼玉県内には、1万株を超える圧巻のスケールを誇る公園から、雲海とのコラボレーションが楽しめる山頂の名所まで、ドライブに最適なあじさいスポットが豊富に揃っています。

「埼玉のあじさいの本当の見頃はいつ?」「混雑を避けて効率よく回るには?」「せっかくなら周辺のグルメも楽しみたい!」

そんな疑問にお答えするため、今回は埼玉県内のあじさいの時期を詳しく解説し、車で巡るのにぴったりな厳選ドライブコース3選をご紹介します。雨の日を最高の休日に変える、初夏の旅プランを一緒に立てていきましょう。


埼玉県のあじさいの見頃は「6月上旬〜7月上旬」

埼玉県内で多種多様なあじさいを楽しめる時期は、例年6月上旬から7月上旬までの約1ヶ月間です。ただし、エリアや標高によってピークが微妙に異なります。

  • 平野部(幸手市・加須市・さいたま市など)

    • 見頃:6月上旬〜6月下旬

    • 6月中旬に満開を迎えるスポットが多く、中旬頃には「アナベル」などの人気品種も見頃となります。

  • 中山間部・山沿い(越生町・ときがわ町など)

    • 見頃:6月中旬〜6月下旬

    • 平地よりも少し遅れてピークがやってきます。

  • 山間部(秩父市・皆野町など)

    • 見頃:6月下旬〜7月上旬

    • 標高が高いエリアでは、他が終わりかける頃に満開を迎えます。初夏まで長く楽しめるのが埼玉の魅力です。


【コース1】白銀の絶景と水辺を巡る「県東部・幸手〜加須コース」

SNS映え間違いなしの白いあじさい「アナベル」の群生と、歴史ある公園をゆったり回る初心者にもおすすめのコースです。

1. 幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)

まずは、関東屈指のあじさい名所へ。堤の斜面を埋め尽くす100種・1万6,000株のあじさいは圧巻。特に「アナベルの山」と呼ばれる真っ白なエリアは、まるで雪が積もったような幻想的な美しさです。

  • 滞在のヒント: 園内の「峠の茶屋」で販売されている自家製パンや、あじさいをモチーフにしたスイーツで休憩するのが定番です。

2. ふじとあじさいの道(騎西あじさいロード)

権現堂から車で約30分。加須市にある約1.5kmにわたる遊歩道です。玉敷公園から騎西総合体育館まで、真っ直ぐ続く道沿いに色とりどりのあじさいが咲き並びます。

  • 立ち寄りスポット: 玉敷公園の落ち着いた雰囲気は、喧騒を忘れて散策するのにぴったりです。

3. おすすめグルメ:手打ちうどん

加須市といえば、全国的にも有名な「加須うどん」の街。コシが強く、喉越しの良いうどんを冷たいつゆでいただけば、ドライブの疲れも吹き飛びます。


【コース2】古刹と自然に癒やされる「県北部・熊谷〜美里コース」

「あじさい寺」として知られる名刹と、のどかな里山風景を楽しむ、大人な雰囲気のドライブコースです。

1. 能護寺(のうごじ)

「あじさい寺」の別名を持つ熊谷市の古刹。境内には50種、約800株のあじさいが咲き、重厚な鐘楼や山門を彩ります。

  • 見どころ: こじんまりとした境内に密集して咲く様子は、まるで花の迷路のよう。和の情緒を存分に味わえます。

2. 美里駒衣(こまい)のあじさい

能護寺から車で西へ約20分。美里町の「駒衣地区」では、地元の保存会の方々が育てたあじさいが道路沿いを彩ります。

  • 穴場ポイント: 観光地化されすぎていない、素朴で温かみのある風景が魅力。ゆっくりと車を走らせるだけでも心が癒やされます。

3. おすすめグルメ:地元野菜の直売所とジェラート

美里町周辺は農業が盛んなエリア。道の駅などに立ち寄り、採れたての夏野菜や、特産のブルーベリーを使った濃厚なジェラートを楽しむのが正解です。


【コース3】標高差を活かした絶景「秩父・皆野スカイラインコース」

平地の見頃を逃してしまった方や、ダイナミックな風景を楽しみたい方に最適な、標高の高いエリアを巡るコースです。

1. 美の山公園(みのやまこうえん)

皆野町と秩父市にまたがる独立峰の山頂にある公園です。約4,500株のあじさいが斜面を埋め尽くします。

  • 絶景ポイント: 条件が合えば「雲海とあじさい」という、全国的にも珍しいフォトジェニックな光景に出会えます。展望台からは秩父盆地を一望できる大パノラマが広がります。

2. 秩父ミューズパーク

美の山公園から秩父市街を経て車で約25分。約1.4km続くスカイロード沿いに、約3,000株のあじさいが植えられています。

  • 楽しみ方: 広大な敷地内をレンタサイクルで走ったり、森の中のカフェでゆっくり過ごしたりと、アクティブ派にもおすすめ。

3. おすすめグルメ:わらじかつ丼

秩父の名物といえば、丼からはみ出すほど大きな「わらじかつ丼」。甘辛いタレが染み込んだカツは食べ応え抜群で、ドライブのメインイベントになること間違いなしです。


失敗しない!あじさいドライブを楽しむための注意点

  • 開花状況はSNSでチェック: あじさいは開花時期が天候に左右されやすいため、各施設の公式InstagramやTwitter(X)で、前日の状況を確認してから出発しましょう。

  • 雨の日の運転に注意: あじさいの名所は細い道や山道にあることも多いため、雨天時の運転は視界の確保とスピードの出し過ぎに十分注意してください。

  • 駐車場の混雑回避: 人気スポットの幸手権現堂などは、週末の午前中に駐車場が満車になることがあります。朝一番の到着を目指すのが、ゆとりを持って楽しむコツです。


まとめ:初夏の埼玉は、車で巡るあじさいの楽園

埼玉県のあじさいは、エリアごとに時期がずれているため、6月中ならいつでもどこかで満開の景色に出会えるのが最大のメリットです。

権現堂の白いアナベルに感動し、能護寺の和の趣に癒やされ、美の山公園で秩父の絶景に息を呑む――。そんな贅沢な時間が、都心からわずか1〜2時間のドライブで叶います。

どんよりした梅雨の空気さえも、あじさいの色鮮やかな輝きがあれば、特別な演出に変わるはず。大切な人を誘って、あるいはカメラを相棒にして、自分だけの「埼玉あじさい旅」へ出かけてみませんか?

さあ、今度の休日は雨予報をチェックして、あじさい咲く埼玉の街へ車を走らせましょう。