ふるさと納税で同じ自治体に複数回寄付はOK?ワンストップ特例も解説
「お肉も野菜も両方欲しいけど、同じ自治体に何回も寄付しても大丈夫?」
「違う商品だけど、同じ自治体への寄付だとワンストップ特例は使えないのかな?」
ふるさと納税を利用していると、このような疑問を持つことがありますよね。魅力的な返礼品がたくさんあるからこそ、同じ自治体に複数回寄付したくなる気持ち、よく分かります。
この記事では、同じ自治体に複数回寄付する場合のルールや、知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。
1. ふるさと納税で同じ自治体に複数回寄付しても大丈夫?
結論から言うと、同じ自治体に何回でも、違う商品を複数選んで寄付することは可能です。
例えば、ある自治体に「お米」で寄付した後に、「お肉」も欲しくなったとします。この場合、同じ自治体に再度寄付をして、別の返礼品を受け取ることができます。
回数に制限はありませんので、ご自身の寄付上限額の範囲内であれば、同じ自治体で複数の返礼品を楽しむことができます。
2. ワンストップ特例制度を利用する場合の注意点
ワンストップ特例制度は、確定申告が不要になる便利な制度ですが、同じ自治体に複数回寄付する場合は少し注意が必要です。
寄付のたびに申請書類が必要
ワンストップ特例制度を利用するには、寄付をするたびに「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」という書類を提出する必要があります。
例えば、ある自治体に1回目に寄付をして申請書を提出した後、2回目も同じ自治体に寄付をした場合、2回目も新たに申請書を提出しなければなりません。
「1回目の申請書でまとめて手続きしてくれる」と思いがちですが、そうではないので注意が必要です。
3. 同じ自治体に複数回寄付するときのポイント
1. 寄付の合計金額を確認する
同じ自治体に複数回寄付する場合、寄付した金額の合計が、ご自身の寄付上限額を超えないように注意しましょう。合計金額が上限を超えると、控除の対象外となってしまいます。
2. 複数の寄付サイトの利用
ふるさと納税サイトは複数あります。もし同じ自治体に寄付したいけど、サイトを変えたいという場合でも、特に問題はありません。例えば、「楽天ふるさと納税」と「さとふる」で同じ自治体に寄付することも可能です。
3. 確定申告が必要になる場合
年間で寄付した自治体が6か所以上になる場合、ワンストップ特例制度は利用できず、確定申告が必要になります。この「6か所以上」の数え方には、同じ自治体への複数回の寄付は「1か所」とカウントされます。
例:A自治体へ2回、B自治体へ3回、C自治体へ1回寄付した場合
寄付した自治体数は「A」「B」「C」の3か所とカウントされます。
4. まとめ:同じ自治体への寄付は賢く利用しよう
ふるさと納税で同じ自治体に違う商品を複数回寄付することは、まったく問題ありません。
ただし、ワンストップ特例制度を利用する場合は、寄付のたびに申請書類を提出する必要があるため、手続きを忘れないようにしましょう。
ご自身の寄付上限額や、確定申告の有無を確認しながら、ふるさと納税を賢く楽しんでみてください。