突然の「不貞行為で慰謝料請求」どうする?冷静に対処するための完全ガイド


ある日突然、「不貞行為をしましたね。慰謝料を支払ってください」という内容証明郵便やメッセージが届いたら、パニックになってしまいますよね。

「身に覚えがないのに…どうしよう?」

「いくら請求されるんだろう?」

「弁護士に相談すべき?」

この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、不貞行為で慰謝料を請求された時の正しい対処法を、ケース別にわかりやすく解説します。


1. 慰謝料請求されたら、まず最初にすべきこと

パニックになる気持ちはわかりますが、まずは冷静になることが何より重要です。請求内容を見て、以下の2つのポイントを落ち着いて確認しましょう。

ポイント①:本当に「不貞行為」はあったのか?

慰謝料の請求は、配偶者を持つ相手と肉体関係があった場合に成立します。単に食事をした、メッセージをやり取りした、デートをしただけでは「不貞行為」にはなりません。

もし本当に不貞行為がなければ、毅然とした態度で反論するべきです。

ポイント②:請求内容の確認

  • 誰から請求されているのか?: 請求者は、不貞行為の相手の配偶者であることが一般的です。

  • 請求金額はいくらか?: 金額の妥当性を判断するためにも、まずは金額を確認しましょう。

  • 請求の根拠は何か?: 請求の根拠となる証拠や事実が記載されているか確認しましょう。

絶対にやってはいけないこと:

  • 焦ってすぐに支払う: 請求された金額が妥当とは限りません。安易な支払いは、不貞行為を認めたことになり、後から争うことが難しくなります。

  • 相手と直接やり取りする: 感情的になりがちで、話がこじれる原因になります。相手の弁護士を通して冷静に対応しましょう。

  • 不貞行為の証拠を隠滅しようとする: 証拠隠滅は、かえって心証を悪くします。


2. 【ケース別】具体的な対処法

あなたの状況に合わせて、適切な対処法を解説します。

ケースA:不貞行為の事実が「ある」場合

不貞行為の事実があり、相手から慰謝料を請求された場合でも、請求された金額をそのまま支払う必要はありません。

1. 証拠の確認と金額の減額交渉

相手がどのような証拠を持っているのか確認し、その内容や不貞行為の回数、期間、既婚者であることを知っていたかなどを考慮して、妥当な金額を検討します。慰謝料の相場は、夫婦関係が破綻したかどうかで大きく変わります。

  • 夫婦関係が破綻していない場合: 50万円~100万円程度

  • 夫婦関係が破綻し、離婚に至った場合: 100万円~300万円程度

2. 弁護士への相談

このケースでは、弁護士に相談することを強くおすすめします。弁護士は、あなたの状況を客観的に判断し、相手との交渉や示談交渉を代行してくれます。

ケースB:不貞行為の事実が「ない」場合

身に覚えがないのに慰謝料を請求された場合は、毅然とした態度で反論しましょう。

1. 相手の主張に反論する

まずは、相手の請求内容に対して、「不貞行為の事実はない」と明確に伝えましょう。

2. 弁護士への相談

相手が不貞行為の「証拠がある」と主張してきたり、執拗に連絡をしてきたりする場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士が代理人として対応することで、不当な請求からあなたを守ってくれます。

3. 慰謝料請求には「時効」がある

不貞行為の慰謝料請求には時効があります。

  • 相手が不貞行為と相手を知った時から3年

  • 不貞行為があった時から20年

ただし、時効の解釈は複雑な場合があるため、安易に「時効だから大丈夫」と判断せず、専門家である弁護士に相談することをおすすめします。


まとめ:冷静な対応と専門家への相談が解決への近道

不貞行為で慰謝料を請求されたら、まず冷静に事実関係を確認することが大切です。

  • 事実関係をしっかり確認する

  • 安易に支払いや直接のやり取りはしない

  • 事実がない場合は毅然と反論する

  • 不安な場合は早めに弁護士に相談する

一人で抱え込まず、弁護士という専門家を頼ることで、適切な解決策を見つけることができます。

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