花束を渡すまでどうすればいい?鮮度を保つためのプロのコツ!


大切な人へのプレゼントや、お祝いの気持ちを伝えるのにぴったりな花束。でも、「渡すまでにしおれてしまわないかな?」「どうやって保管すればいいんだろう?」と、不安に感じたことはありませんか? せっかくの美しい花束が、渡す瞬間に元気がなくなっていたら悲しいですよね。

ご安心ください! 実は、少しの工夫と知識で、花束の鮮度を長く保つことができるんです。この記事では、花束を渡すまでの適切な保管方法から、鮮度を保つための具体的なコツまで、プロの視点を交えて詳しく解説していきます。これであなたも、自信を持って最高の状態で花束をプレゼントできますよ!

花束の鮮度を保つための基本!購入したらすぐにやること

花束を受け取ったり購入したりしたら、まずすぐにこの2つのことを行いましょう。これが鮮度を保つための第一歩です。

  1. ラッピングを外し、水切りをする

    花束は通常、購入時にラッピングされていますが、この状態では茎が水に触れにくく、呼吸も制限されてしまいます。

    • ラッピングを軽く緩めるか、取り外す: まずは通気性を良くするために、ラッピングを軽く緩めるか、茎元から花瓶に入る部分だけ外してしまいましょう。

    • 水切り(水揚げ)をする: これが最も重要です。

      1. 清潔なバケツや深めの花瓶に、新鮮な水をたっぷり張ります。

      2. 水中で、花の茎の先端を1~2cmほど斜めにカットします。ハサミはよく切れる清潔なもの(できれば花用ハサミか、切れ味の良い事務用ハサミ)を使いましょう。斜めに切ることで、水を吸い上げる断面積が広がり、水が吸い上がりやすくなります。

      3. 水中で茎を切る「水切り」が難しい場合は、すぐに水に浸けられるように準備し、切ったらすぐに水に入れる「深水(ふかみず)」でも効果があります。

    水切りをすることで、茎の先端にできてしまう空気の栓を取り除き、水を吸い上げる力を回復させることができます。

  2. 適切な花瓶に移す

    水切りを終えたら、すぐに適切な花瓶に生けましょう。

    • 清潔な花瓶を選ぶ: 雑菌の繁殖は花の鮮度を大きく損ないます。使う前には必ず花瓶をきれいに洗いましょう。

    • 花の長さに合った花瓶: 茎の半分から2/3くらいが水に浸かるような、十分な深さのある花瓶を選びます。グラグラしない安定感も大切です。

    • 水をたっぷり入れる: 茎の切り口が完全に水に浸かるように、花瓶の口元までたっぷりと新鮮な水を注ぎましょう。

花束を渡すまでの適切な保管場所と環境

花束の鮮度を左右するのは、保管する「場所」と「環境」です。

  1. 涼しくて直射日光の当たらない場所

    • 最適温度: 花の鮮度を保つ理想的な温度は**5℃~15℃**と言われています。室温が高いと、花は早く開いてしまい、しおれる原因になります。

    • 直射日光を避ける: 直射日光は花を乾燥させ、色あせやしおれの原因となります。窓際など直射日光が当たる場所は避けましょう。

    • 暖房・冷房の風が直接当たらない場所: エアコンの風も花を乾燥させてしまいます。直接風が当たる場所は避けてください。

  2. 風通しの良い場所

    密閉された空間よりも、適度に空気が循環する場所の方が、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、花が呼吸しやすくなります。ただし、強すぎる風は乾燥を招くので注意が必要です。

  3. 果物や野菜から離す

    意外と知られていませんが、熟した果物や野菜(特にリンゴ、バナナなど)からは、花の老化を早めるエチレンガスが発生します。花束は、これらの食材とは別の場所に保管しましょう。

もっと長持ちさせるためのワンランク上のコツ

基本のケアに加えて、さらに鮮度を保つためのコツを実践してみましょう。

  1. 栄養剤(切り花延命剤)を使う

    花屋さんで花束を購入すると、小さな袋に入った栄養剤をもらえることがあります。これは花の栄養補給と、雑菌の繁殖を抑える成分が入っているので、必ず水に溶かして使いましょう。もし手元にない場合は、園芸店やホームセンターで購入できます。

  2. 毎日、水替えと茎の切り戻し

    水は毎日、または1日おきに全て交換し、花瓶もきれいに洗いましょう。水切りは、水替えのたびに少しずつで良いので行うと、さらに効果的です。水が濁ってきたら、雑菌が繁殖している証拠なので、すぐに交換してください。

  3. 余分な葉を取り除く

    水に浸かる部分の葉は、腐敗して雑菌の繁殖源になります。花瓶に入れる前に、水に浸かる部分の葉は全て取り除きましょう。また、多すぎる葉は水分の蒸散を促し、花が水を吸い上げる負担を増やしてしまいます。花全体に対して葉が多すぎる場合は、少し減らすと良いでしょう。

  4. 冷蔵庫での一時保管(短時間の場合)

    もし渡すまでの時間が数時間程度で、ご自宅の冷蔵庫に十分なスペースがあれば、野菜室で一時的に保管することも可能です。ただし、食品と一緒にせず、乾燥しないように新聞紙などで優しく包んでから入れてください。長時間入れると凍結したり、花の種類によっては傷んでしまうこともあるため、あくまで短時間の一時的な方法として考えましょう。

  5. 持ち運び時の工夫

    花束を渡す場所まで移動する際も、鮮度を保つ工夫が必要です。

    • 保水材の活用: 花屋さんがつけてくれるゼリー状の保水材や、水を含ませたティッシュをアルミホイルで包んで茎元に巻くなどして、乾燥を防ぎましょう。

    • 傾けず安定させる: 車で運ぶ場合は、倒れないように助手席の足元やトランクなどで安定させ、直射日光が当たらないように気をつけます。

    • 短時間での移動: なるべく移動時間は短くし、特に夏場は車内に放置しないようにしましょう。

まとめ:準備と気配りで、花束の輝きを最大限に!

花束を渡すまでの保管は、少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、これらのお手入れを行うことで、花の美しさを長く保ち、最高の状態でプレゼントすることができます。

「渡すまでの適切な保管方法」と「鮮度を保つコツ」を実践して、あなたの感謝や愛情、お祝いの気持ちを、一番きれいな花束に込めて届けてくださいね! きっと、贈られた方もその心遣いに感動してくれるはずです。

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