バラを美しい押し花に!失敗しないためのポイントとコツを徹底解説


プレゼントでもらった大切なバラの花束、せっかくだから枯らしてしまうのはもったいない…そう思ったことはありませんか?そんな時におすすめなのが、押し花です。美しいバラを押し花にすれば、思い出を長く形に残すことができます。

でも、「押し花って難しそう」「失敗しそうで不安…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

この記事では、大切なバラをきれいに押し花にするための具体的な方法から、失敗しないためのとっておきのポイントとコツまでを詳しくご紹介します。あなただけの特別なバラを、永遠の美しさとして残しましょう!


押し花って、どうやって作るの?基本的な作成方法

押し花作りは、花を平らにして水分を抜き、乾燥させることで作ります。基本的な手順は以下の通りです。

準備するもの

  • バラ: 比較的平らなバラを選ぶか、厚みのある部分を処理できるバラを選びましょう。

  • 乾燥シート(吸水性の高い紙): 新聞紙、雑誌、画用紙、段ボールなど、水分をよく吸うもの。専用の押し花シートもおすすめです。

  • 重石: 厚い本、辞書、板など、均一に圧力をかけられるもの。

  • (あると便利)ピンセット、カッターナイフ

基本的な手順

  1. バラの準備:

    • バラの花びらに傷や汚れがないか確認し、余分な葉や茎は取り除きます。

    • ここが重要! バラは中心部分に厚みがあるので、この厚みを均一にすることが成功の鍵です。

      • 【コツ】バラを縦半分にカットする: 特に厚みのあるバラは、茎からガクまで、花の中央を縦にハサミやカッターで丁寧にカットします。こうすることで、乾燥しやすくなり、仕上がりが平らになります。

      • 【コツ】花びらを分解する: 花びらを一枚ずつ分解して押し花にする方法もあります。こうすると、より多くの花びらをきれいに残すことができ、後でアレンジもしやすくなります。

  2. 挟む:

    • 新聞紙や雑誌など、吸水性の高い紙を数枚重ねた上にバラを置きます。

    • バラの上にさらに吸水性の高い紙を数枚重ねて挟みます。

    • バラが重ならないように、間隔を空けて並べましょう。

  3. 圧力をかける:

    • 挟んだ紙の束の上に、重い本や板などの重石を乗せて、均一に圧力をかけます。

    • 専用の押し花器(プレス機)があれば、より均一な圧力をかけられます。

  4. 乾燥させる:

    • 直射日光の当たらない、湿気の少ない場所に置きます。

    • 【重要】定期的に紙を交換する: 1〜2日おきに挟んでいる紙を新しい乾燥したものに交換することで、カビの発生を防ぎ、より早くきれいに乾燥させることができます。この手間を惜しまないのが成功の秘訣です。

  5. 完成:

    • バラの種類や環境によりますが、1週間〜2週間程度で完全に乾燥します。花がパリパリになり、水分が抜けきったら完成です。


失敗しないためのとっておきのポイントとコツ!

バラを美しく押し花にするためには、いくつかの重要なポイントとコツがあります。

1. バラの選び方と前処理がカギ!

  • 咲き加減: 完全に開いていない、半開きのバラがおすすめです。満開のバラは花びらが取れやすかったり、厚みがありすぎたりすることがあります。つぼみ過ぎても形が崩れやすいので注意。

  • 鮮度: できるだけ新鮮なバラを選びましょう。しおれかけた花は、きれいに乾燥させることが難しいです。

  • 水分を拭き取る: 花びらに露や水滴が付いている場合は、優しくティッシュなどで拭き取ってから挟みましょう。水分が多いとカビの原因になります。

  • 厚みの調整: バラは茎やガクの部分が特に厚みがあります。

    • 前述の通り、縦半分にカットするのが最も効果的です。

    • ガクの部分は、ハサミで少し切り込みを入れるだけでも乾燥しやすくなります。

    • 花の中心の厚い部分に、ピンセットで小さな切れ込みを入れるという方法もありますが、花びらを傷つけないよう慎重に行いましょう。

2. 乾燥材を効果的に使う

  • シリカゲル: 専用のシリカゲル(乾燥剤)を使用すると、より短時間で、かつ色鮮やかに押し花を作ることができます。密閉容器にバラとシリカゲルを入れ、完全に埋めるようにします。数日〜1週間で乾燥します。

  • 乾燥シート: 押し花専用の乾燥シートは、吸水性だけでなく吸湿性も高く、カビの発生を抑える効果もあります。繰り返し使えるタイプもあり、とても便利です。

  • 新聞紙+段ボール: 新聞紙は吸水性が高いですが、厚みがないため数枚重ねましょう。段ボールは通気性があり、適度な圧力をかけやすいです。新聞紙→バラ→新聞紙→段ボール→重石の順に重ねると良いでしょう。

3. 乾燥環境と紙の交換頻度

  • 湿気を避ける: 湿気の多い場所(浴室の近く、窓際など)は避け、風通しの良い乾燥した場所に置きましょう。

  • 定期的な紙の交換: これが最も重要なポイントの一つです。

    • 最初の2〜3日は、毎日紙を交換するのが理想です。バラから一気に水分が抜ける時期なので、湿った紙をそのままにしておくとカビが生えたり、色が黒ずんだりする原因になります。

    • その後は、2〜3日おきに交換し、完全に乾燥するまで続けましょう。

    • 交換する際は、バラが崩れないように優しく扱ってください。

4. 色落ちを防ぐコツ

  • 早めの乾燥: 可能な限り早く乾燥させることが、色鮮やかに仕上げる最大のコツです。時間がかかると、変色しやすくなります。

  • 専用の液剤: 市販の押し花用液剤を使用すると、さらに美しい色を保つことができます。

  • 直射日光を避ける: 乾燥中はもちろん、完成後も直射日光に当てると色褪せが早まります。

5. 完成後の保管と活用

  • 保管方法: 完成した押し花は、湿気と光を避けて保管しましょう。密閉できる容器に乾燥剤と一緒に入れたり、額装したりするのがおすすめです。

  • 活用アイデア:

    • 額装: お部屋のインテリアとして飾る。

    • レジンアクセサリー: 透明なレジンに閉じ込めて、ネックレスやピアスに。

    • スマホケース: 透明なスマホケースに挟んでオリジナルデザインに。

    • しおり: 本に挟んで、読書の時間を彩る。

    • メッセージカード: プレゼントに添えるカードに貼り付けて、手作りの温かさをプラス。


美しい押し花で、思い出を永遠に

大切なバラを押し花にする作業は、少し手間がかかるかもしれませんが、その分、完成した時の喜びはひとしおです。

一つ一つの工程を丁寧に行い、特に「バラの前処理」と「乾燥中の紙の交換」のポイントを意識するだけで、仕上がりが格段に変わります。

この記事を参考に、あなたの大切なバラが、いつまでも色褪せることなく輝き続ける美しい押し花になりますように。思い出とともに、長く大切に飾ってくださいね。

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