大切な花束を永遠の思い出に！ドライフラワーからプロ加工まで、花束の保存方法
誕生日、記念日、卒業式、プロポーズ…大切な日に贈られた美しい花束は、喜びや感動の瞬間を彩ってくれます。でも、せっかくもらった花が、時間が経つと枯れてしまうのは寂しいですよね。「この感動を、いつまでも残しておきたい！」そう願う方は多いのではないでしょうか。
実は、花束をただ枯らすだけでなく、美しい姿のまま長く楽しむための様々な保存方法があります。この記事では、ご自宅で手軽にできるドライフラワーや押し花から、専門業者に依頼するプロの加工まで、大切な花束を思い出として残すためのおすすめの保存方法を詳しくご紹介します。あなたの心に残る花束を、永遠の宝物に変えませんか？
1. なぜ花束を残したいの？保存する意味と価値
花束を残したいと願うのは、単に物理的な美しさを保ちたいだけではありません。
- 感動や思い出の保存: 花束をもらった時の喜びや、その瞬間の感動、贈ってくれた人の想いを形として残したいという気持ち。
- 記念のシンボル: 結婚式でのブーケ、プロポーズの花束、大切な人からのプレゼントなど、人生の節目となる出来事のシンボルとして。
- インテリアとしての美しさ: 美しく保存された花は、インテリアとして空間を彩り、見るたびに優しい気持ちにさせてくれます。
これらの「想い」を大切にするためにも、適切な保存方法を選ぶことが重要です。
2. 自宅で手軽にできる！花束の簡単保存方法
まずは、特別な道具がなくてもご自宅で挑戦できる保存方法をご紹介します。
2-1. 定番の「ドライフラワー」
最も一般的で手軽な保存方法です。自然な色合いとアンティークな雰囲気が魅力です。
-
ハンギング法（吊るす方法）:
- 準備: 花束から一本ずつ花を取り出し、余分な葉を取り除きます。茎の先端を斜めにカットし、水に数時間つけて十分に水を吸わせます。
- 乾燥: 数本ずつ束ねて輪ゴムで軽く留め、風通しが良く直射日光の当たらない場所（例：クローゼットの中、部屋の隅）に逆さに吊るします。
- 完成: 2週間～1ヶ月ほどで完全に乾燥します。パリパリになったら完成です。
- ポイント: 花の種類によっては、花びらが落ちやすいものや、色がくすみやすいものもあります。バラやユーカリ、ミモザなどはドライフラワーに向いています。
-
シリカゲル法:
- 準備: 密閉できる容器に、シリカゲル（乾燥剤）を3cmほど敷き詰めます。
- 埋める: 花束から花を取り、茎を短くカットして花が崩れないようにそっとシリカゲルの中に埋めます。花びらの間にもシリカゲルが行き渡るように優しく入れます。
- 乾燥: 蓋をして密閉し、1週間～2週間ほど待ちます。
- 完成: 花の色や形をより鮮やかに残せる方法です。繊細な花や色が落ちやすい花におすすめです。
- ポイント: シリカゲルは繰り返し使えるものもあります。花が完全に隠れるように敷き詰めるのがコツです。
2-2. ノスタルジックな「押し花」
平面で保存するため、アルバムや額縁に入れて楽しむことができます。
-
本で挟む方法:
- 準備: 花びらを一枚ずつ、または小さな花であればそのまま、ティッシュペーパーや新聞紙に挟みます。
- 挟む: 厚手の本（辞書など）に挟み、上から重しを乗せて数週間待ちます。
- 完成: 花の水分が抜け、平らになったら完成です。
- ポイント: 花の色が移りやすいので、不要な紙を間に挟むと良いでしょう。薄い花や葉に向いています。
-
押し花シートを使う方法:
専用の押し花シートを使えば、より手早く、きれいに色を保ったまま押し花を作ることができます。
3. プロの技で永遠に美しく！専門業者に依頼する方法
「もっと完璧な状態で残したい」「自分では難しい」という方には、専門業者に依頼する方法がおすすめです。
3-1. プリザーブドフラワー加工
生花に特殊な加工を施し、生花の美しさを数年間保てるようにしたものです。水やりの必要がなく、湿気に注意すれば長く楽しめます。
- 特徴: 生花のような瑞々しさや柔らかさを保ちながら、枯れることがありません。色も鮮やかに残せます。
- 依頼方法: 花束が新鮮なうちに、専門の業者に依頼します。アレンジメントや額縁、ガラスドームなど、様々な形に加工してもらえます。
- 価格帯: 花の量や加工方法によって異なりますが、数万円からと費用は比較的高めになります。しかし、その分、プロの技術で美しく仕上げてくれます。
3-2. ドライフラワー加工（プロ仕様）
ご自宅でのドライフラワーよりも、専門的な技術と設備を使って、より美しく、色鮮やかに乾燥させる方法です。
- 特徴: ご自宅では難しい花（水分が多い花など）でも、美しくドライにできます。プロならではの仕上がりで、色持ちも良いのが特徴です。
- 依頼方法: プリザーブドフラワー同様、専門業者に相談します。様々なアレンジに対応してくれる業者もあります。
- 価格帯: プリザーブドフラワーよりは抑えられますが、品質を考えれば費用をかける価値は十分にあります。
4. 保存する際の注意点と選び方のヒント
- 新鮮なうちに始める: 保存加工は、花が新鮮なうちに始めるのが鉄則です。花がしおれてしまってからでは、美しい仕上がりは期待できません。
- 花の向き不向き: 花の種類によっては、ドライフラワーや押し花に向かないものもあります。水分が多い花は難しく、バラやカスミソウ、ユーカリなどは成功しやすいです。
- 保管場所: 保存した花は、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。色褪せやカビの原因になります。
- 目的を明確に: 「どこに飾りたいか」「どんな形で残したいか」を事前に考えると、最適な保存方法を選びやすくなります。
まとめ：大切な花束を、あなただけの永遠の思い出に
贈られた花束は、その瞬間の感動とともに、かけがえのない思い出を宿しています。ただ枯らしてしまうのはもったいない！ご自宅で手軽にできるドライフラワーや押し花、あるいはプロの技術によるプリザーブドフラワー加工など、様々な方法でその美しさを永遠に残すことができます。
ぜひこの記事を参考に、あなたの大切な花束を、いつまでも色褪せることのない美しい「思い出の証」として残し、日常を彩る宝物にしてくださいね。