フィリピンの物価、実は日本より高いものも!?マニラ在住者が語る「リアルな生活費」


「フィリピンって物価が安いんでしょ?」

そう思っている方も多いかもしれませんね。確かに、ローカルな場所に行けば驚くほど安く食事ができますし、人件費が安いという話もよく耳にします。しかし、マニラに住んでみると、「あれ、意外と日本と変わらない…?」「むしろ高いかも!?」と感じる場面も少なくありません。

今回は、マニラ在住の筆者が、フィリピン、特に首都マニラのリアルな物価事情を「正直」にお伝えします!日本と比べて意外な落とし穴があるものや、思わず「これは助かる!」と感じる費用まで、生活者の目線で詳しく解説していきますね。


「フィリピン=安い」は誤解!?意外と高額な費用

フィリピンの物価を語る上で、まず知っておきたいのは「何に価値を置くか」で大きく費用が変わる、ということです。特に、日本と同じような生活水準を求めると、想像以上に費用がかさむことがあります。

1. 外国人向けの食費:日本と変わらない、いやそれ以上!?

「フィリピンの食事は激安!」というイメージがあるかもしれません。確かに、地元の人たちが利用するローカル食堂(「カレンデリア」など)で食べるなら、一食100円程度で済ませることも可能です。これが「フィリピンは安い」の所以でしょう。

しかし、もしあなたが衛生面や味の好みを考慮して、外国人向けのレストランを選ぶ場合、話は別です。一般的なレストランでの一食は、飲み物代を除いても700円程度はかかります。これは、日本のリーズナブルなレストランと比べても大きな差はありません。

さらに、マニラで日本の味が恋しくなり、日本食レストランに行くと、その価格に驚くかもしれません。フィリピンでは日本食がまだ希少価値があるため、価格が上乗せされている傾向があります。品質の高い日本食店だと、日本で食べるよりも高くなることもしばしば。ラーメン一杯が1,000円を超えることも珍しくありません。

2. 輸入食品や日本製品:贅沢品と心得て

スーパーマーケットで売られている輸入食品や日本製品は、軒並み高価格です。例えば、日本の調味料やスナック菓子、特定のブランドのパンなどは、日本での販売価格の1.5倍から2倍以上することも珍しくありません。これは、輸入コストや関税がかかるためです。日本と同じ食生活を維持しようとすると、食費は日本以上に跳ね上がる可能性があります。

3. 娯楽費:都市部では日本と遜色なし

マニラのショッピングモールにある映画館の料金や、有名テーマパークの入場料、人気のバーやクラブでの飲食費などは、日本の都市部と大差ないか、場合によってはそれ以上かかることもあります。特に外国人観光客や富裕層をターゲットにした施設は、世界基準の価格設定になっていることが多いです。

4. 住居費:中心部は高騰中!

マニラの中心部、特にビジネス街や外国人居住者が多いエリアのコンドミニアム(マンション)の家賃は、日本の一部の都市と比べても決して安くありません。安全性の高い物件や、プール・ジム付きの充実した施設を選ぶとなると、月に数万円から十数万円、高級物件ではそれ以上かかることもあります。


ここはやっぱり安い!フィリピンの「お得」な費用

もちろん、フィリピンの物価が安いと言われる側面も健在です!特に人件費の安さは、生活の質を高める上で大きなメリットとなります。

1. 交通費:移動はラクラク&リーズナブル

マニラのタクシーの初乗り運賃は、なんと90円程度!これは日本とは比べ物にならない安さです。また、ジープニーやMRT/LRTといった公共交通機関を利用すれば、さらに安価に移動できます。長距離の移動も、バスやフェリーを使えばかなり費用を抑えることが可能です。

2. 人件費:暮らしを豊かにする選択肢

フィリピンの最大の特徴とも言えるのが、人件費の安さです。

  • 美容院: ローカルの美容院であれば、カットが120円程度という破格の価格で利用できます。
  • メイド(お手伝いさん): 住み込みのメイドさんを月に2万円から3万円程度で雇うことが可能です。家事や育児のサポートを気軽に頼めるのは、フィリピンならではの大きな魅力と言えるでしょう。
  • マッサージ: 街中には格安のマッサージ店がたくさんあります。気軽にリフレッシュできるのは嬉しいポイントです。

3. ローカルフード:日常食はやっぱり安い!

外国人向けのレストランは高いですが、ローカルフードを選べば、驚くほど安く食事ができます。屋台や地元の市場で食材を調達し、自炊すれば食費はかなり抑えられます。フィリピンならではのB級グルメを楽しむのも、現地の生活に溶け込む醍醐味です。


まとめ:フィリピンの物価は「賢く暮らせば安い」!

フィリピン、特にマニラの物価は、「すべてが安い」というわけではありません。日本と同じような生活水準や食生活を求めると、かえって日本より高くつく部分もあります。

しかし、現地の文化や生活スタイルに寄り添い、ローカルなものを積極的に取り入れることで、生活費を大幅に抑えることが可能です。タクシーや人件費の安さを上手に活用すれば、日本よりもずっと質の高い、ゆとりのある暮らしを実現することも夢ではありません。

フィリピンでの生活を考えている方は、何に費用がかかり、何を節約できるのかを事前に把握しておくことが大切です。上手に情報収集をして、あなたにとって理想的な暮らしを見つけてくださいね!

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